鳥栖劇場物語

鳥栖劇場物語 鳥栖市民劇団

震災復興公演。

大正三年、鳥栖劇場は鳥栖駅に近い東町に開設され、市民の文化、娯楽、芸能の拠点として賑わった。大衆演芸を中心に講談や浪曲、舞踏発表会や歌謡やショーなどが掛かった。「ブギの女王」こと笠木シヅ子も来演した。

基山の小作争議では農民組合の結成会場ともなった。第二次世界大戦では鳥栖空襲の戦火を免れ、疲弊した町や人々の活気を取り戻す為、青年団が演劇隊を結成して町を興そうとした事もあった。

そうした鳥栖劇場の時代の変遷を、劇場に住み着く精霊がストーリーテラーとなり、舞台と舞台に立つ人を中心に描く。